WebARの可能性と未来、そしてVPSについて -「ARを活用した次世代のプロモーションとは」イベントレポート

9月29日、WebARのプロモーション事例について紹介するイベントが開催されました
主催の株式会社palanに加え、ゲストに株式会社中国新聞社、凸版印刷株式会社をお招きし、それぞれがWebARを用いたプロモーション事例についてお話いただきました。

本記事ではpalanによる登壇内容(WebARとは何か、WebARの可能性と未来)をお届けします。

WebARとは?

WebARとは、Webブラウザ上でAR(拡張現実)を体験できる新しい技術です。
インストールが必要なアプリに対し、URLへアクセスするだけで体験できるため、多くの方が手軽に体験できることが強みです。

WebAR業界の中で随一の認識精度を誇るのが「8th Wall」です。8thWallを使用することで、WebARの弱点である精度と表現をカバーすることができます。

8th Wallは50億台のスマートフォンから使用された実績を持つライブラリーで、他のWebARでは難しい、実寸台の試し置きやVPSも可能としています。

WebARの可能性と未来

ARは将来性の高い技術です。
ある調査によると、2025年までに世界人口の75%がARに頻繁に触れるようになる、今後5年間でますます重要になるとの結果が出ています。
また、いわゆるGAFAMをはじめとして様々な企業がARの技術やデバイスの開発に力を入れています。

この中でもWebARはブラウザからすぐにアクセスが可能という利便性から、アプリに比べアクセス数が多いという結果が出ています。

とはいえ、ただ作れば良いだけではなく、店舗やイベントなどのアクセスが集まる場所を起点にするなどの工夫が必要です。

VPSの可能性

このセミナーが行われる1週間前、9月22日に「Lightship VPS for Web」がリリースされました。
今までWebでは難しかったVPSを利用できるとあって、業界でも注目されている技術です。

ビルや銅像を認識して、表面を置き換えたり、特定の演出を見せたりすることが可能です。利用するにあたり、事前にスポットの登録が必要などの制限があるものの、これまでにない表現を可能にするものとなります。

palan社内で作成したデモとして、鳥が窓から飛び立っていく映像が見られました。

AR作成サービス「palanAR」について

palanARは様々なWebARの機能を備えており、将来的にはVPSやハンドトラッキングにも対応する予定です。
さらに、先日登場したプレミアムプランを利用することで高精度なWebARが使用可能となります。

他にも素材サイトとの連携や、1枚の画像から実サイズの3Dモデルが作成できるような機能の実装なども想定しているそうです。

まとめ

各社の事例紹介も非常に内容が濃く、参加者としても満足度の高いイベントとなりました。
また、質疑応答では「どうしてプロモーションにWebARを選択したのか?」など事例や施策に関する質問の他に、VPSへの質問もあり技術への注目度が伺えました。