秋と言えば真夏の暑さから解放されて気温が涼しくなりますが、一方で台風が最も日本に上陸する季節でもあります。近年は台風による土地の浸水や河川の氾濫、停電被害も珍しくありません。
しかし天気予報で大雨による降水情報や波浪情報を耳にしても、いまいち理解しきれないという方も多いのではないでしょうか。
中々イメージすることが難しい天気について、近年ではメタバースを活用した解説が行われています。視覚的な観点から天気について学ぶことができるため、防災意識を高めることにも繋がります。
今回はメタバースを活用した、子ども向けの天気解説コンテンツについてご紹介します。
天気予報アプリ「お天気JAPAN」
「お天気JAPAN」とはキャラクターを用いた天気予報アプリです。
見た目がとても可愛らしいのが特徴的で、その中でもキャラクターがARで天気を教えてくれるという機能があります。
こちらは「飛び出す天気」という絵本天気予報というコンテンツです。
ARによって好きな場所にキャラクターを出現させ、そのキャラクターたちが今後の天気の様子を教えてくれます。
こちらは「AI雲メーカー」。
身の回りのものにカメラを向けると、AIがその物体を認識し、その形に合わせ形の雲をARによって出現させせることができるというものです。
このアプリの世界観にぴったりな可愛らしい雲となっています。
メタバース(VR/AR/MR)で雲を体験「すごすぎる天気の図鑑展」
2022年7月23日〜9月25日に角川武蔵野ミュージアムで開催されている「すごすぎる天気の図鑑展」は映画『天気の子』の気象監督者として携わった荒木健太郎氏監修の展示会です。
雲をテーマとした、夏休みの自由研究に役立つ知識がピックアップされています。
そしてこの展示会において、VR、AR、MRを活用した体験型企画が用意されています。
1つ目はVRを活用した、積乱雲の中に飛び込むことができる体験です。
夏の風物詩とも言える積乱雲の中を、バンジーでくぐり向けることができるVRならではの体験となっています。
VRゴーグルを装着し、写真のように専用マシンによって姿勢を180度回転させ、下を向いた状態で雲バンジーを体験することができます。
2つ目はARによって雲を間近で見ることができるというものです。
ARはタブレット端末でその場で簡単に物体を出現させることができるため、誰でも気軽に体験できるのではないでしょうか。
3つ目はMRお天気リポーター体験です。
渋谷駅前の映像と合成されたスタジオで、台風についてリポートします。
グリーンバックが背景となっているスタジオに立ち、そこに渋谷駅前の映像が投影されているようです。
まとめ
災害が身近になっている昨今ですが、そんな時こそ防災のために天気について詳しく理解する必要があると思います。今回ご紹介したお天気コンテンツは、小さなお子様でもメタバースによって分かりやすく、楽しく理解できる内容となっています。
ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。