NTTコノキューデバイスの新XRグラス「MiRZA」実機体験レビュー!

様々なスマートグラス・XRグラスが発表されている昨今。

NTTコノキューデバイスから新たなXRグラス「MiRZA(ミルザ)」が2024年10月16日に発売されました。

本メディアを運営するpalanでも早速購入しましたので、装着感や操作感などをレポートします!

※ MiRZAはコノキューデバイスの商標(商標登録出願済)です。

MiRZAとは?

画像引用元:https://www.devices.nttqonoq.com/mirza

MiRZAはNTTコノキューデバイスから2024年10月に発売された、軽量でワイヤレス、高性能なXRグラスです。

MiRZAはクアルコム社のチップセットSnapdragon(※) AR2 Gen 1を世界ではじめて搭載した、スマートフォンと無線接続する軽量なメガネ型デザインのデバイスです。

価格は税込248,000円(2024年10月23日時点)で、ドコモの家電レンタルサービスkikitoでもレンタルできます。

公式サイト:https://www.devices.nttqonoq.com/mirza
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000110582.html
kikitoレンタルページ:https://rental.kikito.docomo.ne.jp/rental/devices/QN000100/

※Snapdragon及びSnapdragon Spacesは、 Qualcomm Incorporatedの登録商標です。

NTT コノキュー、コノキューデバイスについて

NTT コノキューは株式会社NTTドコモ100%子会社で、個人や法人に対して、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)など XR を用いて、さまざまなサービス、ソリューションを提供しています。

https://www.nttqonoq.com/

NTTコノキューデバイスはNTTコノキューとシャープ株式会社の合弁会社で、コノキューのXRサービスとの親和性を高める、革新的なデバイスを開発・提供しています。

https://www.devices.nttqonoq.com/

MiRZAの特徴

MiRZAには大きく3つの特徴があります。

①軽量のメガネ型デザインで、かけやすく疲れにくい

高機能を持ちながら電池込みで約125gと軽量。

重心バランスを考慮し、長時間着用しても疲れにくいフィット感を実現しています。

②世界初Snapdragon® AR2 Gen1搭載で、スマートフォンと無線接続できる

世界で初めてQualcomm社のSnapdragon® AR2 Gen1を採用。

グラス内でのソフト処理を分散させることができるため、スマートフォンと無線で接続し操作することが可能になりました。

XRグラスのデメリットであるケーブル接続をなくし、移動を伴うようなシーンでも快適に使用できます。

③6DoFコンテンツを高輝度/高画質で体験可能

約1,000nitsの明るさとFHD(1920×1080)の高画質で画像を表示し、グラスを通して現実空間を実際に見ながら3D空間もクリアに視認できます。

6DoF(現実空間の位置座標や物体を認識し、バーチャルなコンテンツをあたかも現実空間に存在するように配置できる)コンテンツを現実空間に溶け込んだかのように表現します。

実際に体験してみました!

palanエンジニアが実際に装着して体験してみました!

装着感・見た目

ツルの部分は横から見ると薄く見えますが、上から見ると幅が広くなっています。

その点もあり写真だと大きく見えますが、実際に手に持ってみると軽く、付けてみても普通のメガネ感覚で使えそうです。

スマートフォンとは無線接続する形なので、ケーブルの付け外しなどもなく、ケースへ収納してもスッキリしています!

操作感

ワイヤレスでグラスが操作できるのがとても快適で、Snapdragon® AR2 Gen1を搭載していることもあり、止まることなくスムーズに操作できました。

MiRZAアプリの操作はスマートフォンをコントローラーとして使い、レーザービームで操作していきます。

操作方法が2種類あり、スマートフォンがレーザーポインターのようになるタイプと、スマートフォンの画面を操作することで、レーザーが移動するタイプがあります。後者はトラックパッドのような操作感になり、とても快適です。

アプリで使用するハンドトラッキングも遅延が少なく、ハンドジェスチャーを使った操作も可能です。

30分くらい連続で使用したものの、グラスの排熱もそこまで気になりませんでした。

見え方

画面の明るさ調整が可能で、見やすい明るさへ調整できる点が使いやすく感じました。

フルHDだけあって画質も綺麗で、コンテンツをリアルに体験することができます。

レンズにはスリット(LetinAR社独自の薄型ミラーバー方式の光学モジュール)が入っています。基本的には気になりませんが、背景が真っ白な壁の時など、使用する場面によっては多少目立つこともありました。

まとめ

世界で初めてSnapdragon® AR2 Gen1を搭載しているという性能の高さを持ちつつ、軽量かつコードレスであるという使いやすさも兼ね備えたデバイスです。

移動を伴うシーンや長時間の作業など、さまざまな場面で活用できそうです。

国産デバイスということもあり、今後のアップデートにも注目です!

「palanAR」アプリ版がMiRZA™に対応!

本メディアを運営するpalanが開発するAR作成ツール「palanAR(パラナル)」のアプリ版がMiRZA™に対応開始しました。

これにより、palanARで作成したARをすぐにMiRZAで活用することが可能となります。

palanARサイトはこちら:https://palanar.com/

palanについて

palanではMiRZA、XRデバイス対応のコンテンツ開発も行っています。

企画段階からご相談可能ですので、「自社のビジネスにARをどう活用できるかから相談したい」という場合でもお気軽にお問合せください。

お問い合わせ先:https://studio.palanar.com/contact

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