2023年3月1日から4月2日にかけて行われた「Sky Effects Challenge」。2022年12月にリリースされた8th Wallの「Sky Effects」機能を使った、WebARの作品を競うキャンペーンでしたが、その結果が発表されました。
「Sky Effects」とは?
地面ではなく、空を認識することができる機能です。空をキャンバスとして、色々なオブジェクトを配置してWebARを作成できます。
この機能を使うことで、空を画像やビデオで置き換え天気や時間帯が変わっているように見せたり、巨大なキャラクターの描画などを行うことが可能です。
「Sky Effects Challenge」の受賞作品をご紹介!
大賞(Grand Prize Winner)
大賞に選ばれたのは、「Sky Scribble」という作品です。
空をキャンバスに模様を書き、そこにキーワードを入力すると、生成系AIによって新しい風景に変換されるという物です。生成形AIを使用した作品は他にも提出されていましたが、空をキャンバスにするという工夫によって、全ての技術が噛み合っています。
クリエイティブ賞(Most Cre8tive Winner)
クリエイティブ賞は「Planet ExplorAR」です。
木星や土星といった惑星について学ぶことができるWebARですが、位置情報も使っているのが特徴です。次の天体を見るには数m歩いていくことが必要のため、自然と外に出て歩き回る必要があります。
ただ見るだけでなく移動の要素を加えることで、楽しく学ぶことができる点が評価されています。
UX賞(Best UX for WebAR Winner)
UX賞は「Sky Canvas AR with GenAI」です。
こちらも対象と同じく生成系AIを使った作品です。音声入力から生成された、雲の素材を使ったオブジェクトが空に上がっていきます。UIがシンプルでわかりやすく、今の工程や順番が誰にとっても理解しやすいところが評価されています。
ベストモジュール賞(Best Use of 8th-Wall Made Modules Winner)
ベストモジュール賞は「Cloud Catch」です。
8th Wallの「Reflections module」を使用した作品です。空を舞台にしたゲーム性と、途中に挟まるtipsによって気象について学べる点が評価されていました。
コミュニティ賞(Community Favorite)
コミュニティの投票によって選ばれた、コミュニティ賞は「SkyAquarium: Marine Life in the Clouds」です。
空を海に見立てて、様々な生き物を見ることができます。その大きさや生体について、新しい目線で見ることができる点が評価されています。
佳作(Honorable Mentions)
佳作にはゲーム性のある面白い作品や、非常に凝った映像のものなど6作品が挙げられています。
Lantern Festival、Erik Skips The Surly Bonds Of Earth、Debatree、DRIVE THE EARTH、Attack on Titans by Flamingo、Travel Buddy
他にも、コンテストに提出された作品はこちらから見ることができます。その数は全部で71作品。多彩な表現を見ることができるので、合わせてご覧ください。
https://itch.io/jam/8th-wall-sky-effects-challenge/entries
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