2022年8月29日株式会社LATEGRAは、株式会社小学館との共同開発において開発した「S-PACE」のβ版を一般公開したと発表しました。
S-PACEとは
小学館が創立者100周年を迎えるにあたり、制作が予告されていたVR空間です。小学館のキャラクターがいたり雑誌の紹介があるなど、小学館ならではの世界観が期待されていました。
S-PACEの特徴
「全ての読者の方々に届けたい」という思いを込めて、アクセスは基本的にすべて無料。さらに、アプリ不要のWebVRとして開発されています。
年内には空間の中を複数人で同時に体験できる「同時接続機能」を実装予定。また「決済機能」や「コミュニケーション機能」なども順次実装していきます。
また、今後ほかのメディアサイトや外部サービス、ECとのデータ連携ができる基盤を構築しています。
実際に行ってみた!
S-PACEはこちらからアクセスが可能です。
参加の際にログインまたは会員登録を求められますが、ゲストでも参加可能です。
エントランスやイベントブースなど、9つのエリアからスタート地点を選択できます。
アバターの種類は非常に多くあります。大人から子供までの様々なアバターがありますが、VRならではのアバター「magazineシリーズ」も存在します。
ワールド内では、至る所にNPCがいます。RPGのようなイメージで会話することができ、交流が可能です。
中には操作方法を教えてくれたり、ちょっとした小ネタを話してくれるキャラクターもいます。
操作はエモートやアクションなどはなく、歩く・走る(同じ方向に歩いていくと変化)・ジャンプ・写真を撮るといった基本的なものが用意されています。マップを使ったテレポートも可能です。
みて回ることのできるエリアはまだ多くありません。漫画雑誌やキャラクターでワールドが構成されている訳ではなく、美容雑誌やアウトドア雑誌などのエリアも設けられています。
エリアの選定はジャンルを問わず、小学館の持っているコンテンツ全体を対象にしているようです。
また、「美的ベストコスメ2021 バーチャルツアー」のアーカイブやコロコロコミックで開催されている総選挙イベントがなどを体験できます。
まとめ
β版のためできることは多くないですが、NPCとの会話やイベントの開催など、1人でも楽しめて、体験をよくするための工夫が盛り込まれています。
正式リリースが楽しみなサービスです。S-PACEはこちらからアクセスが可能です。
他にもWebARLabでは様々なメタバース関連サービスを掲載しています。合わせてご覧ください。