2022年4月某日、Twitterのタイムラインにとあるツイートが流れてきました。
動画開始10秒で現れる謎の「ハト紳士」。幾度となく使い回される拍手喝采のSE…。
そう、こちらは新しいメタバースアプリ「ハトバース」のリリース動画です。
鳩のメタバース空間ハトバースへようこそ。
引用: https://apps.apple.com/jp/app/id1616802820
ハトバースでは、自らが鳩となり鳩達とのリアルタイムコミュニケーションを楽しむことができます。
ここでは全員が全く同じハトで、争いも無く、平等でとても平和です。
いじめも格差も存在しません。
是非みんなとハトになり鳩のコミュニケーションをお楽しみください。
謎多きハトバースとは、一体なんなのでしょうか?
その謎を解明すべく、我々はハトバースの奥地へ向かいました。
▼ハトバースリリース動画のフルバージョンはこちら
ハトバースを体験してみる
ハトバースは現在iOS/Androidのアプリストアで無料配信されています。
筆者はiOSアプリで体験していきます。
謎の「アップデートストーリー」を読みながら待つこと数分。ダウンロードが完了しました。早速起動してみます。
アプリを開いてみると、表れたのはハトバースのトップ画面と30/30の表記。
そう、ハトバースの同時接続の定員は30人まで。(2022年4月現在)
トップ画面の数字が上限の30である場合、ハトバースに入ることはできません。
しかしそんな時でも大丈夫。焦らずそのまま待ってみましょう。
公式曰く「2分で飽きる」ハトバース。1、2分待っていると定員が空いてすぐに入ることができました。
ついにハトバースの地に降り立ちました!
あたりは緑に囲まれた森のような空間。なんともハトが過ごしやすそうな、穏やかな空気が漂っています。
正面には家が見えます。
ゲームの操作はシンプルで、移動、視点切り替え、ジャンプの3つができます。
ジャンプをすると「ぷるっぷぅ!」と鳴きます。
スタート地点のそばにはシーソーが設置されていました。
ここで多くの鳩たちと遊び、交流を深めることができます。
しかしハトバースではコミュニケーション手段がほとんどありません。
唯一されるのはジャンプや位置移動の同期くらい。
その座標軸の数字の変化のみで、わたしたちはお互いが存在していることをささやかに確認し合います。
そんな最小限のコミュニケーションが実現するのは、誹謗中傷やいじめのない平和な世界。
逆に言うと、わたしたちはお互いの位置関係のみというところまで情報量を減らさないと、いとも簡単に相手を傷つけてしまう恐れのある、とても愚かな存在…。
鳩たちはそんなことも教えてくれるようです。(感じ方には個人差があります)
そんな限られたコミュニケーションの中でも、途中一緒に旅をしてくれるハトと出会いました。
足並みを揃えて旅をする、かけがえのない仲間 ─
そして突然の別れ ─
ハトバースでは、そんな幾つものドラマが繰り広げられています。
もう少しフィールドを探検してみましょう。
フィールド中央にある家へは、ジャンプをうまく使うことで入ることができます。
家の中に入ってみると、木造の広々とした空間が広がっていました。
床はボロボロで隙間があちこちに空いています。
どう見ても人のスケールで建てられた家…。
もしかしたらこのハトバースには昔、人間が住んでいたのでしょうか?
そんなハトバース界の歴史にも思いを馳せました。
これらのシーソー、家と並んで、ハトバースの必見要素がもう一つあります。
そう、ニワトリです!
ニワトリはフィールドに全部で3匹いるとのこと。
筆者は2匹しか見つけられずに途中で飽きてしまったのですが、ぜひ皆さん探してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ハトバースは、主にフィールドを探索できるだけのシンプルなメタバースです。
それはプレイヤー同士のコミュニケーションはほとんど発生しない、退屈な空間かもしれません。
しかし、そんな限られた機能のなかで、お互いがそれでも確かに同じ空間に接続していること、そしてこのメタバースの平和さを楽しんでいることがささやかに感じられる、暖かい世界でもあります。
2分で飽きても、なんだかんだまた訪れて、ハトとして他のプレイヤーたちと自然の中を走りまわりたくなる…。
ハトバースは、そんなゆるやかな繋がりと癒しが存在する唯一無二のサービスなのでした。
ハトバース ダウンロード
iOS: https://apps.apple.com/jp/app/id1616802820
Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=net.fctry.android.hatoverse