2022年7月14日、NTTドコモはデジタルと現実世界が融合した、新しい世界を体験できる新感覚街遊びARサービス「XR City」を提供開始しました。
プレスリリースはこちら。
VPSを使用し、街中でのAR体験をメインコンテンツとしています。
サービス開始時は全国7箇所において体験が可能とのことです。対象エリアは22年8月に10エリア、2023年3月までに計15エリア、2027年3月までに計200エリア以上へ拡大する予定です。
記事執筆時点での対象エリアは下記の通りです。
埼玉県庁(埼玉県さいたま市)、新宿中央公園(東京都新宿区)、Hisaya-odori Park(愛知県名古屋市)、HEP FIVE・ナビオ ダイニング・阪急三番街・阪急32番街 空庭Dining(大阪府大阪市)、神戸阪急(兵庫県神戸市)、兵庫県立淡路島公園アニメパーク「ニジゲンノモリ」(兵庫県淡路市)、キャナルシティ博多(福岡県福岡市)
また、VPSについてはこちらをご覧ください。
実際に体験してみた
起動〜体験準備
アプリを起動すると、簡単なチュートリアルがあります。
こちらは平面認識を使った体験となっており、場所に関係なく体験できるデモコンテンツです。
探してみるとARフィルターなど、VPSを使わないARコンテンツも用意されていました。
デモを終えると、画面上半分が地図に、下半分が体験コンテンツの一覧となります。
コンテンツを選択すると、どこにあるか地図アプリでみることができるほか、コンテンツのダウンロードが可能です。
注意として、ダウンロードにはdアカウントが必要なのと、ダウンロード容量が200MBと大きいため、Wi-Fiに接続した状態のほうが望ましい点があります。
体験
体験エリアの近くでPLAYボタンを押すと、スキャンを促されます。
スキャン対象を探し、カメラを周囲に動かすとコンテンツが開始されました。
実際に体験が始まると、周囲に様々なキャラクターや看板が表示されました。
キャラクターはタッチすることで喋りますが、距離が遠いと反応しないようです。
看板もタッチすることで、お店の情報を見ることができました。
また、近づきすぎるとモデルが消えるようになっており、常に周囲の環境が確認できるようになっています。
体験場所は人通りの多すぎない開けた場所が選定されており、事故が起こりにくい設計をされていました。
XR Worldとの関係は?
本記事執筆時点では、XR Worldとの関係は無いようです。
名前が似ていることやdアカウント連携をしていることから、将来的にVR-AR間で何らかの連携がされることはあるかもしれません。
まとめ
VPSは新しい技術です。そのためVPSを使用したアプリはあまり出ていませんでした。
今回のアプリで大規模に使用され、その精度に驚かされるだけでなく技術としての可能性を感じることができました。
体験のためのダウンロード量が多いことや、土地との関連性が薄いことがアプリの体験として不満な点といえますが、VPSの体験をする・そのために街を歩くという点では良い体験だったと思います。
今後ますますエリア拡大していくとのことで、どのようなコンテンツとなっていくのか期待が持てます。