日本時間で2023年9月28日、Meta Connect 2023の基調講演が行われました。かねてよりQuest 3の詳細情報が発表される予定でしたが、AIやスマートグラスに関する話題もあり盛りだくさんな内容となっています。本記事ではMeta Quest3とスマートグラスに焦点を絞り内容をお届けします。
MR(複合現実)を前面に押し出したMeta Quest 3
6月1日に発表されたMeta Quest 3。その詳細は明らかになっていませんでしたが、本公演では詳しいスペックなどが発表されました。
大幅に向上した処理性能
Meta Quest 3はQualcomm Technologies社と共同開発したチップセット「Snapdragon XR2 Gen 2」を採用しています。
Quest2に比べて処理性能が倍になり、画面解像度が片目当たり2064×2208(両目4K以上)に、PPD (Pixels Per Degree)が25PPDに、そして視野角も水平104度・垂直96度に拡大しました。
※以前の記事はこちらをご覧ください。
MR(複合現実)の機能が大幅に拡充
Metaは、Quest3をVRではなくMRヘッドセットと位置付けています。その位置付けもあってか機能紹介はMRに関するものがほとんどでした。
パススルーの解像度はMeta Quest 2と比べて10倍以上の画素数となり、フルカラーになります。周囲のスキャンを自動で行い、壁や扉などの認識を自動で行います。そのためQuest 2で必要だったプレイエリアや、一部アプリで要求された机や扉の設定が不要になりました。
さらに来年には「オーグメント」と呼ばれるバーチャルオブジェクトが登場します。MRで現実の部屋にインテリアを飾ることが可能になります。
また、ヘッドセットの側面をダブルタップすることでMRとVRの切り替えが可能になります。
ハンズフリーで撮影や通話、配信もできるスマートグラス
Meta Connectの後半では、Ray-Banと共同開発したスマートグラスも発表されました。グラスには同じくMeta Connectで発表されたAI「Meta AI」を搭載しており、音声認識によって操作することができます。
スマートグラスにはチップセットとして「Snapdragon AR1 Gen1」が搭載されており、ストレージは32GBとなっています。ARの機能はありませんが、スマートフォンと連携することでハンズフリーのまま通話や動画撮影、さらにはライブ配信も可能です。
価格は299ドル。記事執筆時点では日本での発売は予定されていません。
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昨年の様子はこちらをご覧ください。
参考:
https://www.facebook.com/Meta/videos/1038522214125952/
https://www.meta.com/ja-jp/blog/quest/meta-quest-3-pre-orders-asgards-wrath-2-bundle-vr-mr-headset-price/
https://www.meta.com/jp/smart-glasses/