【WebAR作成体験】palanARでAR年賀状を作成してみた

11月に突入し、年末が近づいてきましたね。
年末年始に向けての計画や準備を開始する方も多くなってくるのではないでしょうか。
その準備の中の一つに、年賀状の準備を始める方もいらっしゃると思います。
11月1日から年賀はがきの販売も開始されていますが、毎年年賀状のデザインを考えるのに悩む…、パターン化してきて今までと違うような年賀状を作ってみたい…という方々に向けて、今回はWebARを活用した年賀状についてご紹介したいと思います。

1. AR年賀状とは

AR年賀状とは、明確な定義はございませんが、年賀状にARを活用したものを指します。
従来のような年賀はがきに、QRコードからスマホのカメラを起動させてイラストにかざすことで、ARを表示さるといったイメージです。最近ではデジタル上で年賀状を交換する場合もありますが、使い方としてははがきと同様にイラストとQRコード(リンク)さえ相手に送ることができればARを表示してもらえることができます。

今回は誰でも簡単にWebARを作成できるツール「palanAR」を使用して作成しました。
完成形はこちらになります。

早速作り方の方を解説していきます。

2.palanARでAR年賀状を作成してみた

palanARとは?

palanARは、コードを書かずに初心者の方でも簡単にオンラインでWebARを作成できるツールです。
WebARは、ARを体験する際に専用アプリのダウンロードをする必要がなく、QRコードを読み込むだけで手軽にARを体験することができます。

AR年賀状を作成

従来の年賀状のように、はがきに載せたいイラストや家族写真などを予め用意しておきます。
今回はイラストを用いて作成いたします。

ARの種類を設定

上のイラストにARを反映させるイメージで作成していきます。

まず初めに、ARの新規作成→ARの種類の選択画面で右上の「ARマーカー」から作成していきます。

ARマーカーを設定

画像選択画面で、用意していたイラストをここでアップロードします。
このイラスト画像がARマーカーとして設定されます。

「マーカー管理」や「プロジェクト設定」のタブからいつでもイラスト画像の変更も可能ですので、ご安心ください。

テンプレートを選択

テンプレート選択画面では左上の「自由作成」を選びます。

ARとして表示したいものを配置

いよいよARとして表示させたい素材を配置していきます。

とはいっても何の素材を配置したらいいのかわからない…という場合でも、素材ライブラリにはお正月をイメージとした無料の3D素材が備わっています。
左の「+素材ライブラリから追加」を選択して早速配置していきます。

今回は門松と干支のうさぎを選びました。

画像マーカーをカメラで前から読み込んだ時に見える目線で素材を配置することができます。
また右のタブから素材をX軸、Y軸、Z軸のそれぞれずらしてみたり、回転させることも可能です。

更に自分が持っている写真や文字などの素材をアップロードすることもできます。
左上の「+ファイルから追加」を選択します。

イラストや写真だけでなく、動画や透過GIFのアップロードにも対応しています。

実際の見え方を確認する

一旦作成したARを保存し、右上のタブから「AR体験」を選択して実際の見え方を確認します。

QRコード又は表示されているリンクにアクセスし、カメラを起動させます。

スマホや端末のカメラからARマーカーにかざして素材の位置を確認します。

この印刷したARマーカーには既にQRコードを載せていますが、
「AR体験」の画面に表示されているQRコードをダウンロードし、後からイラストに載せたものになります。

年賀はがきにARを活用したいという場合は、QRコード又はURLをイラストに一緒に印刷してください。
デジタル上で年賀状を送るという場合は、はがき版と同様にイラストにQRコード又はURLを印刷してもいいですし、別々で相手の方に送信して頂いてもARを体験することができます。

設定画面でできること

「プロジェクト設定」では、ARに関する細かい設定を行います。

閲覧有効期限や、撮影した写真をSNSで共有する際の共有文言を任意で設定することもできます。
どれぐらいの人数がARにアクセスしたのか解析することもできますので、企業の方やフリーランスの方々にオススメです。

3.過去にpalanARを使用してAR年賀状を作成した方の事例

「ユーザー事例」では、過去にpalanARでAR年賀状を作成した方々の事例を見ることができます。

デザイナーが企画提案の過程でpalanARを活用!

1. デザイナーが企画提案の過程でpalanARを活用!
2. palanARを活用し、ARと年賀状を組み合わせて送付!
3.イベントで使用されたキャラクターをpalanARを活用してAR年賀状に!

紹介されているAR年賀状の事例は以上の三つになります。
こちらの皆さんは初めてARを作成されたようですが、自分で描かれたイラストをARにしてみたり、動画をARにしてみたりと使い方は様々です。

4.まとめ

今回はAR年賀状を実際にpalanARで作成して使い方を解説いたしました。
初心者の方でも簡単にARを作成することができますので、気になった方はユーザー事例も参考にしながら気軽にAR年賀状を作成してみてはいかがでしょうか。
またpalanARは無料で三つまでARを作成することができますので、複数パターンで用意したいといった方々にもオススメです。

AR年賀状のサンプルを体験!

  1. QRコードを読み込んでカメラを起動
  2. ARマーカー(イラスト画像)にスマホ端末をかざす