先日、MetaのMRデモアプリ「The World Beyond」がApp Labにて配信されました。
先日公開された、「Project Cambria」の動画で使用され話題になったアプリということで早速体験してみました。
アプリのボリュームは少なく、5分ほどで終わるものとなっています。
※起動時にプレイエリアとは別に壁や窓の設定をしないと、真っ暗なまま先に進むことができませんのでご注意ください。
Quest2で取り込まれる現実世界で、ボールを探したり、小さなキャラクターが歩き回ったりといったアプリです。
Quest2のパススルー機能では現実の世界をカラーで表示することができません。それでもスマートフォンなどでAR体験するのとは異なり、実際に触れ合っている実感があります。
また、自分の部屋でボールが転がり、キャラクターが動き回っているのはまさに現実を認識している!と思えるようなものでした。
そして、壁の先に広がる草原を目の当たりにした時の衝撃はなかなか得られないものがあります。
壁だけでなく天井も、モノクロだった世界が一気に色付いていく様はまさにタイトルの通り。世界を飛び越えるような体験をぜひ味わってみてください。
Metaの目指す世界
Metaはハイエンド機となるヘッドセットを「Project Cambria」と名づけ開発しています。
そこでは現在のQuest2にはない新しい機能を多く盛り込むことが予想されており、フェイストラッキングやカラーパススルー機能を使ったARがあります。
他にも、これまでにない新しいトラッキングの方法が噂されるなど、非常に高機能であることが伺えます。
5月11日にはMark Zuckerberg のfacebookアカウントでProject Cambriaの動画が投稿されており、その中で今回のThe World Beyondの映像が確認できます。
Metaはメタバースの構築を目指し、会議サービスであるHorizon Workroomsや、VRSNSのHorizon WorldsなどVRヘッドセットを用いた様々なサービスを制作しています。
Project Cambriaはこれらのサービスをさらに飛躍させる重要なデバイスとなるでしょう。
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