海外や日本の飲食店におけるARメニュー6選

 近年飲食店において、「ARメニュー」を導入する店舗や企業が増加してきています。
 本記事では、そんなARメニューを導入する企業についてご紹介します。

1.ARメニューとは?
2. 海外、日本のARメニュー活用事例6選
3. ARメニューを導入するメリット
4. まとめ

ARメニューとは?

 ARメニューとは、飲食店などにおいて手元のメニュー表からAR(拡張現実)を活用することで、現実空間に実物の大きさで飲食物を表示させる機能のことです。
 近年、このARメニューを活用する店舗や企業が海外や日本で増加しています。

2. 海外、日本のARメニュー活用事例

海外

・Domino’s Pizza(ドミノピザ)

https://youtu.be/OIP5SajFBDc

 日本でも有名なドミノピザ。こちらは、ARの画面からピザの味やトッピングを自分でカスタマイズし、完成形の雰囲気を確認しながら注文できるシステムです。

・Boston Pizza(ボストンピザ)

https://www.youtube.com/watch?v=f978S_J5Elo

ボストンピザはカナダを中心にチェーン展開するピザ屋です。箱にカメラをかざすと、料理の情報が表示されます。またオリジナルのピザを作って注文する事も可能です。

 

HoloLamp

こちらは、海外のARメニューを開発している企業のデバイスです.。

https://www.youtube.com/watch?v=LQY5AvRwCN8

Holo Lampとは眼鏡が不要でハンズフリーのポータブルARデバイスです。料理のサイズなどをテーブルの上で確認し、注文することが出来ます。また料理人がテーブルの上で調理するパフォーマンスも楽しめます。

企業URL: https://hololamp.io/

日本

ドミノピザ・ジャパン

ドミノピザ・ジャパンは、日本で800店舗展開するピザ屋です。ネットでピザを注文する際に選択したピザのサイズをARを活用して確認できるサービスを提供しています。

詳細:https://www.dominos.jp/size-ar

東北うまいもの酒場プエバトバル

東北うまいもの酒場プエバトバルは、東北の食べ物が東京で食べられる飲食店です。
4つのサイズのローストビーフ丼のサイズをARで確認できるサービスを提供しています。

詳細:https://puedobar-ar.jp/

このARのサービスを開発している企業は、合同会社ワクザワです。以下のURLから様残な料理をARで楽しむことができます。

合同会社ワクザワURL: https://wakuzawa-inc.com/menur/index.html

ARフードメニューFnet

https://www.youtube.com/watch?v=iVx3osHJkCk

Funeral service workers academy, Inc. 日本法人は、2021年8月1日~受託開発サービスを開始しました。このサービスはスマホなどから料理を注文できるアプリで、注文したい料理をその場でサイズや料理の雰囲気を確認することが可能です。

 

3. ARメニューを導入するメリット

ARメニューを導入することで、 ユーザや店舗はどのようなメリットを得られるのでしょうか。

ユーザ視点

①実物がイメージしやすい
 ネットショッピングやテイクアウトを活用した際に、「写真の見た目とは違ものが届いた」という経験はないでしょうか。そこでARメニューを用いれば、飲食物・服・家具など、サイズや見た目をその場で確認することができるので、失敗を防ぐことができます。

②グローバル展開に対応
 外国人…ARを表示先に多数の外国語に対応していれば、諸外国の方々に料理を理解してもらえる事が可能です。
 視覚障がい者…紙面には書かれていないことでも、ARを表示した先に音声の読み上げ機能が含まれていれば細かい情報も理解することができます。

店舗視点

①ターゲット層の拡大
 メニューが多言語で対応していると、日本語を読めない方々でも気軽に来店してもらえることができます。たとえ飲食店に外国語を話せない店員がいたとしても、メニューARによって意思疎通が可能になるため、注文ミスもなくなるでしょう。

②今活用することで集客性アップ
 導入事例が少ないため、ユーザにエンタメとして楽しんでもらえることができます。またスマートフォンのスクリーンショットで撮影し、それをSNSでシェアすることができるため、簡単に拡散できます。

③時代のトレンド
 コロナ禍において非接触でメニューを閲覧することができるので、既存のような紙のメニュー表に触れずともQRコードを読み取るだけで注文する事が可能です。またペーパレスにもなるため、メニュー表の入れ替え作業も不要です。

まとめ

今回は、ARメニューについてご紹介しました。
AR×飲食という組み合わせは目新しいですが、有名企業が導入し始めていることで、日常に浸透する未来は近いかもしれません。もし注文がより便利になるARメニューと出会ったら、ぜひ試してみてくださいね。