2022年6月27日、サントリー食品インターナショナル(株)は、強炭酸水「THE STRONG 天然水スパークリング」とのコラボレーション企画として、「ストリートファイターII」とコラボレーションしたWebAR、「ストロングファイター」を公開しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000454.000027480.html
どんなAR?
特設サイトにアクセスし、キャラクターを選択した後、サントリーより発売されている「THE STRONG 天然水スパークリング」を読み込むことで体験することができます。
画面に表示される十字キーとp,kボタンを駆使し、氷を壊すことができればクリアとなります。
コマンド入力も可能で、昇竜拳や波動拳のコマンドにも対応しています。
体験もスムーズで、判定がシビアなコマンド入力ができるのは驚きです。
難易度は程よい高さで、氷が全て壊せないこともよくありました。何度もチャレンジしたくなるもので、WebARマーケティングの好例といえます。
また、認識やAR表示には8th Wallが使用されており、ペットボトルの認識もスムーズです。一度認識した場所に氷が出現し、ペットボトルがなくてもゲームとして遊ぶことができます。
ストリートファイターの権利元であるCAPCOMは近年、バイオハザードのVR版や、モンスターハンターのVR体験施設など、XR業界のコンテンツを積極的に取り入れている様子がみられます。
今後もXR業界でIPを有効活用したゲームや体験を多く出していく、強力なコンテンツホルダーとなるでしょう。
8th Wallとは?
8th WallはWebAR開発プラットフォームを提供しているアメリカの企業です。
Webブラウザ内で実現する高度な認識エンジンを持ち、WebARにおけるリーディングカンパニーとして多くの実績を持ちます。
2022年3月にNiantic社に買収された後も精力的な研究開発をおこなっており、直近ではVPS機能の実装や、開発者向けのエコシステムの拡充など様々なアップデートを予定しています。
8th Wallでは日々多くのコンテンツが公開されています。
今回のようなコマンド入力を必要とする本格的なゲームの事例は少ないですが、今後も様々なWebARコンテンツが出てくることでしょう。