本メディアを運営する株式会社palanは、Mozillaが開発を行うWebVRサービス「Hubs」を用いて、WebVR上でサービスが見られるショールーム「palanワールド」を作成しました。
1.Hubs概要
HubsとはMozilla社の提供するWebVRプラットフォームです。PC、スマートフォン、VRヘッドセットの機種を問わず、アプリ不要で利用することが可能です。その手軽さから、学会や展示会など幅広い用途で使用されています。
サービス自体はオープンソースで開発されており、NTTの提供するプラットフォームであるDOORなどのVRサービスに応用されています。
2.palanワールドとは?
palanワールドとは、Hubs上でpalanの提供するxRサービスを一望できるショールームです。
体験URL:https://hub.link/UWKreiQ
一部の展示ではpalanの強みとするWebARのサービスを擬似的に体験することができるほか、気になるサービスはワールド内に設置されているリンクを開くことで、より詳しい情報を見ることができます。
一般的なWebサイトとは異なり、複数人で立体的にサービスを見ることができるため、ポータルサイトを見るのとは違った体験をすることができます。
さらに、簡易的なミーティングスペースも用意しているため、ワールド内で画面共有をしながらミーティングすることも可能です。
3.企業の作るコンセプトワールド事例
近年、VR空間上にワールドを公開する企業が増えています。公開しているプラットフォームやコンセプトは多岐に渡りますが、その一例をご紹介します。
Nike
NikeはVR/ARでのブランディングに非常に力を入れています。オンラインゲームプラットフォームであるRoblox上にナイキワールドを公開しています。ワールド内ではゲームを遊ぶことはもちろん、Nikeのアイテムを着ることもできます。
https://www.roblox.com/nikeland
My Dearest
日本のVRゲームメーカーであるMy Dearestは、clusterでワールドを展示しています。
実際にゲームに出てくるシーンの一部を追体験することができるため、ファンとしても嬉しいワールドでしょう。
https://cluster.mu/u/MyDearest
日産
日産はVRChat上にワールドを公開しています。銀座にあるショールーム「NISSAN CROSSING」を再現したものとなっており、車を自由に見ることができます。新車発表会や講演など様々な発信やコンテンツを提供していく予定とのことです。ワールド公開当時は地球温暖化について学ぶことができるツアーが行われていました。
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/211104-01-j?&
引用元:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/211104-01-j?&
4.まとめ
他にも業界を問わず、さまざまな企業がVR上でワールドを公開しています。
しかしpalanワールドのように、 コーポレートサイトのような用途で作成されたワールドはまだほとんどありません。業界の動向に注目です。