現地時間で5/31~6/2に渡って開催されたAWE2023では、様々な企業が講演を行いました。
Nianticもそのうちの1社です。Lightship ARDK 3.0をはじめとして、VPSやマルチプレイに関する発表を行っていました。
Lightship ARDK 3.0とLightshipMaps
Lightship ARDK 3.0アップデート内容
AR表現の基盤となるSDK、Lightship ARDKは現在2.51がリリースされています。講演では3.0が準備中であり、6月にパブリックベータ版がリリース予定と発表されました。
3.0のではVPSを使ったARの作成がより簡単になります。
Unityに3Dメッシュを読み込ませてVPSコンテンツの作成ができるほか、サンプルプロジェクトも用意されます。
LightshipMaps
先月にリリースされたLightship Mapsは、Unityではすでに利用することが可能ですが、8th Wallでも使用できるようになります。
地図の見た目をカスタマイズができるため、世界中の様々な場所を舞台にオリジナルのゲームやコンテンツを作ることができます。
8th WallとMeta Questシリーズを使ったMRコンテンツ
8th Wallは様々なデバイスに対応しています。それはMeta Quest2やMeta Quest Proも例外ではありません。AWEでは「Wol」というMRコンテンツを発表しました。
AIキャラクターのWolとコミュニケーションをするコンテンツで、8th Wallで制作されています。
Shared AR
8th WallではShared ARと呼ばれるマルチプレイの機能が発表されました。Shared ARでは、1ルームに最大32人入ることができます。また、この機能はARDK3.0にも追加され、同じ光景を見ながらマルチプレイが可能となります。
まとめ
Nianticと8th Wallは様々なデバイスへの対応を進めています。プラットフォームを問わず、同じコンテンツを共有できる環境構築を目指しています。
筆者は、昨年に比べ8th WallとLightshipARDKの間でできることのギャップが、かなり縮まってきているように感じました。Nianticの目指す未来に向けて着実に技術開発を行っており、今年度以降は他のデバイスにも波及していきそうです。
参考・画像引用元:https://awe.live/session/202370
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