ARを使って靴をバーチャル試着できるショッピングアプリをPUMAがリリース。使用感はいかに?

2022年12月9日、プーマ ジャパン株式会社は、ショッピングアプリ「PUMA APP(プーマ アプリ)」をリリースしたと発表しました
アプリ内の一部商品には、ARで試着をできる機能が搭載されているとのことです。

昨今では様々なアプリでARを使った試着を見かけますが、服やメイクが中心で、靴の試着はまだ多くありません。どういった使用感になるのか試してみました。

アプリを使ってみよう!

アプリはこちらからダウンロードできます。(AndroidiOS)

アプリのメニュー画面から下の方へスワイプしていくと、バーチャル試着の項目がありました。
全ての靴が試着できるわけではなく、執筆時点では18件ほどが対象となっていました。

ARで試着しよう!

「AR試着」のボタンを押すと、実際に試着ができます。
画面の上部に「Powered by Snap」の表示が出ることから、Lens Studioなどで使用できる足のトラッキング技術が使われていると思われます。

実際に使っている様子はこちらです。

足の認識はスムーズで、試着中に色を変更して確認することもできます。足を多少動かすぐらいでは認識は外れず、きちんとついてきます。
上から見下ろすだけでなく、側面や背面を見ることも可能でした。

靴のサイズは足に合わせて可変するため、サイズのチェックというよりは、履いた時の雰囲気を知るために使用すると良いでしょう。

また、裸足・靴下を履いている時・靴を履いている時の3パターンで試してみましたが、どれも認識精度に差はみられませんでした。

3Dビューアーも搭載

また、ARとは別に3Dビューアーも用意されています。360度どこからでも靴を見ることができるため、ARで見るのは難しい底の部分や、靴の内側を確認できます。

まとめ

ARを使った試着は、お店での試着に比べ見た目を確認する部分では体験として大きな違いはありませんでした。お店に行かなくても気軽に確認できるという点では大きなメリットがあります。
クッション性や履きごごちの確認は難しいものの、PUMAの靴に慣れている人であれば、問題なく体験・購入が可能でしょう。

このようなバーチャル上で試着・購入につなげるサービスは徐々に数を増やしています。
例えば、amazonではバーチャルメイクや服の試着が可能になっていますし、本メディアの運営会社であるpalanでもWebXRコマースというサービスで非接触型のショップをオープンし、ぬいぐるみや食器の試し置きができる機能を設けています。

Eコマースの発展形として、今後も広がっていくことでしょう。