MetaQuest2では実世界を映し出す「パススルー」の機能が搭載されており、ARとしてCGを合成することが可能です。
2022年8月3日、ピアノの練習ができるアプリ「PianoVision」がリリースされました。
音楽ゲームのように鍵盤に合わせてシンボル(ノーツ)が降ってくる形式で、楽譜がよめなくてもピアノを弾くことができます。
実際にやってみた
鍵盤は机や空中に設置することもできますが、MIDI端子とUSB端子を繋ぐケーブルを使用することで電子ピアノを接続して使用することも可能です。
今回は机に設置するAirPianoを選択しました。
選択はピンチイン・ピンチアウトではなく直接ボタンをタッチする方式なので注意が必要です。
バーチャルキーボードを設置したのち、曲目を選択します。
難易度別に分かれていますが、Hard以上の難易度の曲は用意されていませんでした。今後のアップデートに期待したいところです。
曲が始まるとノーツが流れてきます。今回のように空中や机に設置した場合は手の動きを見て、鍵盤を押せたか判断していきます。
鍵盤を押すという行為は、手の向きや指の動きがヘッドセットから視認しにくい動きです。そのためQuest2のハンドトラッキングにとって苦手な分野となりそうです。精度はあまり良くなく、押し間違いや同時押しの判定ができないことがしばしばありました。
とはいえ、ノーツに合わせて曲を演奏するのは実際にピアノを弾くのに比べ異なる楽しさでした。
指の動きや音のタイミングなどをVRで練習したり、ピアノで弾ける曲をVRでも演奏したりといった相互を行き来することでより多くの遊び方ができそうです。
まとめ
Quest2のパススルーを利用したアプリは様々なものが登場しています。
MetaがMRのデモアプリとしてリリースした「The World Beyond」や、天体観測のできる「Skygaze」など、今までにない自由な発想で作られているものもあります。
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