アバターを作ろう!キャラメイクサービスまとめ【VR/メタバース】

VRを始めると欲しくなるのが自分だけのオリジナルアバター!

一般的にアバターの入手方法には、boothなどで完成品を購入する3Dモデラーにオーダーメイドで依頼する、また自身で作成するなどが挙げられます。

本記事では特に、自分で作成する方法として、モデリングの知識がなくても簡単に作ることのできるアバター作成のためのキャラメイクサービスを紹介します。

VRoid Studio

スクリーンショット

「VRoid Studio」はピクシブ株式会社の提供するアバター作成ソフトです。

用意されている顔・体パーツから好きなものを選ぶことで、簡単にキャラクターを作成できるので初心者でも簡単にアバターを作成することができます。

また他のサービスと比較してもカスタム可能な範囲がかなり広いので、自分好みの絵柄にアレンジして作ることができます。

スクリーンショット: VRoidに内蔵のサンプルモデル

VRoidはそのカスタムの柔軟性から多くのクリエイターに使われており、たとえばYouTubeで「VRoid」と検索すると多くのチュートリアルや応用の動画が公開されていたり、boothでもVRoid Studio用素材が販売されているなど、コミュニティーが盛り上がっていることも特徴です。

VRoid Studioで出力できる拡張子

VRoidで作成したアバターは、VRM※として出力できるのを始め、専用の3Dプリントサービスで利用できる拡張子にも出力できます。

また、VRoid Hubという専用プラットフォームにアップロードすると連携したアプリで横断的に自作アバターを使用することができます。

※VRMなど、3Dモデルの拡張子についてはこちらを併せてご覧ください

Ready Player Me

スクリーンショット

「Ready Player Me」は、エストニアの企業Wolf3Dによって提供されているキャラメイクサービスです。

他にはない大きな特徴は、顔写真を元にアバターを簡単に自動生成できること。(生成後に全く別の容姿へカスタムすることもできます)
またアプリのダウンロードが必要なくWebで完結しているため、ものの5分ほどでオリジナルアバターを完成させることができます。

日本のサービスとは異なり、リアル寄りな人物アバターが作成できるのも特徴。

スクリーンショット: キャラメイクの様子

Ready Player Meで出力できる拡張子

Ready Player Meで作成したアバターはglbモデルとして出力することができます。

また、複数のVR/ゲームアプリで横断して使用できるハブ機能も充実しており、VRChatなどへ直接インポートすることができます。

MakeAvatar®

画像引用: MakeAvatar®公式Twitter

「MakeAvatar®」は株式会社Gugenkaが提供するアバター作成サービスです。
専用のiOS/Androidアプリでキャラメイクをすることができます。

MakeAvatar®は2022年8月現在、4種類のアバターを選択でき、8頭身の人物キャラクターから3等身のミニキャラまで、見た目はもちろん、データの重さなどにも応じてキャラタイプを選ぶことができます

また、XMarketというストアではアニメなどとのコラボアイテムも販売しており、他のサービスではなかなか無いコラボアバターを楽しむこともできます。

MakeAvatar®で出力できる拡張子

MakeAvatar®で作成したアバターは、以下のサービスで連携して使用することができます。

・VRChat
・VRoid Hub
・THE SEED ONLINE
・DOOR
・池袋ミラーワールド
※詳しい連携方法: 公式サイト

MakeAvatar®アプリ内では基本的に3Dモデルのダウンロードや出力はできませんが、連携サービスとして挙がっているVRoid Hubに一度アップロードすることで、VRoid Hub経由でVRMモデルをダウンロードすることができます。

カスタムキャスト

スクリーンショット: カスタムキャスト iOS版

「カスタムキャスト」は株式会社カスタムキャストが提供するキャラメイクアプリです。
iOS/Android向けアプリをダウンロードすることでアバター作成ができます。

他のサービスとはまた一味違う、繊細で美麗な絵柄のアバターが作成できます。

スクリーンショット: カスタムキャスト iOS版

カスタムキャストで出力できる拡張子

カスタムキャストでは、無料アプリのみではモデルの出力ができません。

有料の会員に加入することで、VRMモデルへの出力が(The Seed Onlineという3D共有プラットフォームへのアップロードという形で)可能になります。

セシル変身アプリ

画像引用: セシルちゃんファンクラブ (スズキセシル)

「セシル変身アプリ」はバーチャルYouTuber「スズキセシル」の開発したアバター作成ソフトです。

Fantiaというクリエイター支援サービスにて、セシルちゃんファンクラブ (スズキセシル)にファンクラブ加入することでダウンロードでき、有料会員向けと無料おためし版の2種類が提供されています。

元々Windows向けのソフトとして公開されており、Mac版もクラウドファンディングなどが行われ、クラファン支援者にはMac版も公開されているようです。
(本記事の筆者はMac環境なのですが、Mac版に関しては2022年8月現在、無料ファンクラブ会員への公開はされていないようです。有料ファンクラブ会員ではどうかなどの詳しい情報は見つけられませんでした。)

セシル変身アプリで出力できる拡張子

セシル変身アプリで作成したモデルはVRM出力ができるようですので、VRM対応サービスにはアバターを持ち込むことができます。

まとめ

さて、本記事では5つのキャラメイクサービスをご紹介しました。
PCにアプリをインストールするものからスマホアプリで作れるもの、またWebブラウザで完結するものなど、現在は多くの環境でアバターを作成できるサービスが登場しています。

しかしまだVRMなどの3Dモデルを入手しても、持ち込みたいVR/メタバースサービスへのアップロードが複雑な場合もあるため、今後はVR/メタバースサービス・キャラメイクサービスのスムーズな相互連携が期待されますね。

みなさんもぜひオリジナルアバターを作成してみてはいかがでしょうか!