ARを活用したクリスマス施策事例8選

現実にデジタルの情報を重ね合わせるAR(拡張現実)は、目を引くコンテンツを表示させられることから、近年さまざまなプロモーション・キャンペーンなどに活用されています。

現在ではGoogle Mapに『ライブビュー』というARナビゲーションが組み込まれており、カメラを向ければ進む方向を教えてくれる機能があります。またMetaが新型ARグラスのプロトタイプを公開するなど、ARを利用していく流れが、今後も世界的に加速していくと考えられます。

例えばARフォトフレームなどは、「映える」写真撮影ができ、SNSシェアもしやすく、お正月、バレンタイン、ハロウィンなどの季節イベントとも相性のよい施策です。

本記事では、クリスマスシーズンに合わせたARプロモーション事例をご紹介します。

AR(拡張現実)とは?

「Augmented Reality」(AR)は、日本語で「拡張現実」と訳されます。ARとは、現実世界にデジタル情報を重ね合わせることで、まるで現実世界が拡張されたかのような視覚体験を提供する技術です。

非日常体験をARによって提供できれば、現実の「モノ」以上の視覚効果が期待できます。

特にクリスマス関連の施策では、きらびやかな街の夜景や、綺麗なパッケージングのお菓子などの視覚的価値をさらに高めることができ、SNSでの拡散も期待できます。

SNS投稿・キャンペーン系

スターバックス 『 HOLIDAY Instagram ARカメラフィルター』

画像引用元:https://x.com/Starbucks_J/status/1463443466118000640?lang=ja

Instagramアプリ内のフィルターを利用してARコンテンツを提供している例です。

専用のカップにスマホをかざすと、目の前にあるコーヒーがクリスマスの街が見える窓に変身するかのような演出がなされており、ホリデーシーズンの特別な雰囲気を、SNSを通じて簡単に共有できるようなUX設計になっています。

マイスター・ギルド『サンタニナル』

画像引用元:https://www.value-press.com/pressrelease/307368

人の顔を認識してARコンテンツを重ねる「ARフォトフレーム」を利用しています。家族や友達と一緒に撮影することもでき、通常の写真撮影よりもさらにリッチな雰囲気を演出できるようになっています。

SNSへの共有や、そこから拡散することも期待できる施策の例です。

ルームクリップ『キキララつながるクリスマス』

画像引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000006383.html

もともと新宿南口に設置していた実物のクリスマスツリーを、ご家庭の中でも楽しんでもらいたいという思いのもとで実施された施策です。

また、同施策の一環として写真投稿イベントも行われ、キキ&ララの世界観を素敵に表現した作品、ARツリーの魅せ方のアイデアが素敵だった投稿にはAmazonギフト券などの特典がプレゼントされました。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン『USJアメージングARクリスマスver』

画像引用元:https://www.usj.co.jp/company/news/2021/1027.html

公式のインスタグラムにて、クリスマスバージョンのARフィルターを提供して、USJのロゴとサンタの帽子が現れるエフェクトなど、計3種のARフィルターを楽しめるとした施策です。こちらもInstagram内にて写真投稿のキャンペーンを実施しており、抽選でパークへ招待されるものでした。

展示・イルミネーション系

銀座三越 『GINZA MITSUKOSHI XR CHRISTMAS 2022』

画像引用元:https://x.com/MITSUKOSHI15/status/1598995503664230401

専用のARアプリを使うと、銀座三越の外壁「銀座シャンデリア」を認識し、クリスマスツリーが出現します。

ツリーが出現するに留まらず、自分だけのツリー点灯式が楽しめるというコンテンツです。

GINZA 456『GINZA 456 Created by KDDI」

画像引用元:https://kyodonewsprwire.jp/release/202012048142

並木に装飾されたイルミネーションにARの演出を重ね、現実のクリスマスツリーにARを重ねた展示の例です。ツリーにスマホを重ねると、サンタクロースやベルが音楽とともに動くようになっています。こちらも、抽選でプレゼントが当たるInstagramの投稿キャンペーンも実施されました。

ARゲーム

ビービーメディア株式会社『SEEKAR 雲の上のクリスマス』

画像引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000014399.html

デパートやショッピングモールにて利用されることを想定したARコンテンツです。カメラを向けると、何もない場所に街や海などが出現します。その周囲を、実際に歩きながらアイテムを探すような設計になっており、友達や子供と一緒に遊べる施策です。

スタンプラリー

ホテルニューアカオ『クリスマス限定オリジナルフォトスタンプラリー』

画像引用元:https://kyodonewsprwire.jp/release/202312073988

ロビーに設置されたクリスマスツリーを中心に配置されたQRコードを自身のスマートフォンで読み取ると、クリスマス仕様のフォトフレームが出現します。そのフォトフレームを使ってツリーなどと素敵なクリスマス仕様の撮影ができます。また、写真撮影をするとスタンプが溜まっていき、すべてのスタンプを集めるとステッカーを貰える、といった施策です。

まとめ

この記事では、クリスマスにおけるARの活用事例を紹介しました。

クリスマスにおいてもARは様々な方法で活用されています。これらの事例を参考に、ARを使った企画などを検討していただければ幸いです。

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