昨今盛り上がりを見せているAR業界ですが、様々な体験の種類があります。体験の種類が分かれば、どのようなコンテンツが作れるか、理解が深まると思います。
本記事ではよく目にする9種類のARを具体例とともに解説します!
マーカーを使わない
マーカーなし
空中にオブジェクトを表示させるARです。
周囲の情報をもとに表示位置が一定になるよう調整していますが、基本的にトラッキングの対象を必要としません。
こちらから体験することが可能です。
フォトフレーム
カメラにフォトフレームを追加するARです。
画面上で処理が完結するため、トラッキングの対象を必要としません。
こちらから体験することが可能です。
物体をトラッキングする
画像認識・マーカーあり
パッケージのラベルやロゴ、絵葉書など様々なものをトラッキングの対象とし、その周囲にARを表示します。
こちらから体験することが可能です。
ページが表示された後に下記の画像をカメラにうつすと、ARが表示されます。
オブジェクトトラッキング
おもちゃや文房具など、特徴のある物そのものをトラッキングの対象とするARです。
あらかじめ対象のスキャンが必要など、画像認識に比べより多くの工数が必要です。またオブジェクトトラッキングを可能とするライブラリや端末も数が限られてきます。
平面認識
床や机などの平面を認識し、その上にオブジェクトを出すARです。壁など垂直なものに対応している場合もあります。
家具の配置を試すのによく使用されている技術です。
こちらから体験することが可能です。
体の部位をトラッキングする
主に特徴的な形をしている手、顔、体全体(または上半身)といった単位でトラッキングされます。InstagramやTikTok、Snapchatなどのカメラアプリで非常に発達しており、よく利用されています。
その他アプリやWebARに関しては、フェイストラッキング以外はライブラリが充実しておらず、記事執筆時点では独自アプリやサービスであまり利用例がありません。
フェイストラッキング
顔を認識してオブジェクトを出すARです。こちらは様々な場所でみることができます。
高度なものでは表情や目の向きなどをトラッキングすることができます。
こちらから体験することが可能です。
ハンドトラッキング
手を認識してオブジェクトを出すARです。独自サービスとしての利用例は多くありませんが、Meta Quest2などでも利用されています。
ボディトラッキング
体全体を認識するものと、上半身を認識するものがあります。こちらも利用例は多くありませんが、Vtuberの界隈で広く用いられている技術です。
位置をトラッキングする
VPS
5月以降、Googleなどの企業が発表したことで話題になりました。
発表されたばかりということもり、アプリなどへの応用は多くありませんが、今後爆発的に数が増えていくでしょう。
まとめ
今回はよく使われるARの種類をご紹介しました。ARの技術は常に進歩しています。VPSがにわかに盛り上がったように、突然新しい技術が出てくることもあるでしょう。
今後も動向から目が離せません。