兵庫県神戸市にある須磨寺が、HPで須磨寺のWebVR・WebARを公開しています。
HPからアクセスするだけで、どこからでも簡単に須磨寺を観覧することができます。今回、筆者も自宅から体験してみました。
1. 須磨寺VRとは?
須磨寺VRは、WebVRを活用して須磨寺の境内を観覧することができます。
ナレーション解説は日本語だけでなく英語と中国語でも対応しているため、外国人の方々にも理解できる内容となっております。
またWebVRだけでなく、WebARで観音立像を目の前に表示させることも可能となっています。
いずれもブラウザ上で体験することができるため、アプリのダウンロードが不要で体験することができます。
須磨寺VRは、株式会社ハコスコを中心とするデジタルアーカイブ制作チームによって手掛けられました。ハコスコ社は、この他にも様々な文化財のWebVRを公開しています。
2. 体験してみた
須磨寺の公式HPから、「源平ゆかりの古刹 須磨寺VR」をクリックすると体験することができます。
体験ページへアクセスし下へスクロールすると、須磨寺VRのyoutube動画が現れます。
動画を再生すると…
須磨寺の境内の様子が再生され、360度で風景を楽しむことができます。
手動で風景を回転させることも可能です。
動画が見終わり、更に下へスクロールすると文化財紹介の欄が現れます。
音声ガイダンスと一緒にVRを体験することができました。
更に下へスクロールすると…
WebARの体験画面が表示されました。
さっそく試してみます。
なんと目の前に観音立像が現れました。
平面を認識すると、そこに現れる仕組みになっているようです。
非常にリアルで、横から見ることもできました。
この他にも、様々な文化財がVRや音声ガイダンスで紹介されていました。
3.まとめ
お寺をバーチャルで観光できるのがとても面白かったです。
意外かもしれませんが、お寺とVR・ARの組み合わせは非常に相性が良く、多言語に対応していると、外国人の方々にもよりお寺の文化を理解してもらうことができます。
最近ではVRやARを導入する寺院も増えてきていますし、伝統を新たな形で引き継いでいくスタイルに要注目です。