昨今Vruber(バーチャルYoutuber)のように、アバターを見にまとう人が増えてきています。その多くはアプリやスマートフォンが必要なことが多く、気軽に試すのには少しハードルが高い場合もあります。
そこで今回はWebだけでアバターを身にまとうことができるサービスを2つご紹介します。
(※zoomなどの会議ツールや配信を行うためには別途アプリケーションが必要となります。)
Webツール紹介
Webcam Vtuber
Webcam Vtuberは、ページを立ち上げるだけですぐに使うことができます。
デフォルトでは5種類のアバターが用意されていますが、VRMのインポートに対応しており、VRoidなどで作成したアバターを自由に切り替えることができます。カメラにうまく表情が反映されない場合でも、ボタンによって切り替えることができます。
メガネをかけている場合、瞬きなどトラッキングできないことがあるため、ボタン切り替えはありがたい機能と言えます。
さらに、手のトラッキングに対応しているため腕を上げたり、指を動かしたりすることができます。
Kalidoface 3D
Kalidoface 3Dはアクセス時や設定の変更時に読み込みがあるものの、一度動き出すと軽快にトラッキングをします。
アバターもLive2DのものとVRMのものが複数用意されており、色々な楽しみ方ができるでしょう。インポート機能もあり、作成したVRMをアップロードすることも可能です。
また、VRMの場合は設定を変更すれば上半身をトラッキングすることもできます。
他にもアクセサリーをつける、電話をかけるなど色々な機能がありWebとは思えないほどかなり多機能な印象です。
Webcam VtuberとKalidoface 3Dの比較
Webcam VtuberとKalidoface 3Dを比較すると、読み込みの軽快さやサイトの安定性に関してはWebcam Vtuberの方が良いと感じました。
というのも、筆者のPCではKalidoface 3Dの読み込みの際に少し固まってしまったことがあったためです。(一度動き出してしまえばそのようなことはありませんでした。)
アバターのトラッキング精度や、アバターや機能の多さに関してはKalidoface 3Dの方が優ってい流ように感じました。
そのため、使用しているPCのスペックや回線速度などに応じて使い分けるのが良いでしょう。
アバターのまま会議に出るには?
アバターを纏ったまま会議に出るには、アバターの画面を相手に共有する必要があります。
さまざまなソフトがありますが、よく使用されるのが「OBS」というツールです。
OBSはPCの画面を取り込み、そのまま録画することはもちろん、配信サイトへ映像を出力したりすることができるソフトです。
今回はここにある「仮想カメラ」という機能を使って、普段使用しているカメラの代わりに映像を送ることで、会議に出ることが可能となります。
つまり、PCのカメラで取り込んだ自分の映像をもとに、Web上でアバターを動かします。
その動かしたアバターをWeb会議に出力することになります。
OBSにはさまざまな機能が搭載されており、使いこなすことで非常に多くのことができます。是非お試しください。