「ARの浸透した未来」が分かるコンセプト動画3選【ARとは/拡張現実】

昨今、「VR」「メタバース」という言葉が世間に浸透してきました。
しかし一緒によく語られる「AR」はまだイメージが湧かない…ARが浸透するとどんな未来になるの?という方も多いのではないでしょうか。

こちらの記事では「ARが浸透すると未来はどう変わるのか?」が視覚的にイメージできる動画を3つ選んでみました。
(2022年8月現在、すべての動画がYouTubeで無料で見られます)

これらの動画を見て、ARが普及した未来を目指してプロダクト開発するもよし、周りの人とその展望を共有するのもよし!
ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. Hyper Reality

まずご紹介するのはデザイナー・映像製作者のKeiichi Matsuda氏が発表した動画作品「Hyper Reality」です。

この動画では、サイネージやメッセージ通知などのデジタル情報がARとして幾重にも重ねられた世界を描いています。

街を埋め尽くすほど過剰に配置されたデジタル情報にはなんとなくディストピアな雰囲気が感じられるかもしれません。

しかしスーパーでの買い物シーンでは、デジタルペットが表示されるゲーミフィケーション要素や、カゴに入れた商品の合計金額が表示される機能など、ARで日常生活が便利に、より楽しくなりそうなアイデアも描かれています。

私たちが作っていく未来はどんな世界であるべきか、インスピレーションが多く得られる動画です。

2. The Future of Real Estate AR

2本目にご紹介するのは、カナダなどに拠点を持つAR企業が製作した「AR×不動産」の未来を描いたイメージ動画です。

画像: スクリーンショット

https://www.youtube.com/watch?v=e0wniU5ZQdY

「不動産×AR」がメインテーマではあるものの、朝起きてから目的の物件にたどり着くまでの生活風景の中には、私たちが普段スマホで見ているようなチャットや地図の情報がARでどのように置き換わるのか?というアイデアが表現されています。

朝目が覚めた時に表示される、デスクトップ画面のような演出はPC/スマホの単なる代替のようにも感じられますが、3DCGの模型を拡大縮小して自由に見たり、実際の空間にも配置できる演出は、現実とデジタル情報を継ぎ目なく繋ぐことのできるARらしい未来ではないでしょうか。

3. Introducing Microsoft Mesh

3本目にご紹介するのはMicrosoft社が2021年に発表したMRのプラットフォーム「Microsoft Mesh」のコンセプトムービーです。

「ARの未来」をテーマに選んできた本記事ですが、「MR」という概念が登場しました。MRとはなんでしょうか。また、ARと一体どう関わってくるのでしょうか。

動画では、Microsoft社のARグラス「HoloLens 2」を着用したユーザー同士がコラボレーションする様子が描かれています。

そして、後半ではVRのヘッドセットを付けた人物と共同作業する様子も。

画像: スクリーンショット

MRは「Mixed Reality(複合現実)」と呼ばれ、AR(拡張現実)とVR(仮想現実)を垣根なく自由に行き来できる技術のことを指します。
まさにこの動画では、ARでも、そしてVR空間からでもアクセスできる様子が表現されています。

この「Microsoft Mesh」というMRプラットフォームは、将来HoloLens 2などで利用できるようになる、現在開発中のプロダクトです。

そのため、前の2本の動画よりもさらに実現可能性の高いイメージとして、参考になるのではないでしょうか。

まとめ

「ARが浸透した未来はこうなる!」 というコンセプトを表現した動画を3本ご紹介しました。

どれもSF映画のような、まだ実現していない技術が多く表現されていますが、そこで気になるのは「今の技術ではどのくらい実現できているのか?」ということ。

本メディア「WebAR Lab」では、実際に公開されているAR・VR事例について詳細に紹介していますので、ぜひ他の記事も併せてご覧ください。

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