【2025年最新】AIスマートグラス 徹底まとめ!

昨年から今年にかけて、Metaの「Ray-Ban Meta」をはじめとしたAIスマートグラス(AIグラス)が続々と登場しています。その機能は単なる情報表示にとどまらず、私たちの生活を劇的に変化させる可能性を秘めています。

本記事では現在入手可能な主要モデルから、開発中の注目デバイスまで、注目のAIスマートグラスを網羅的にご紹介します。

AIスマートグラスとは?

AIスマートグラスは、人工知能(AI)技術とウェアラブルな眼鏡型デバイスが融合した製品を指します。

従来のスマートグラスが主に情報の表示や拡張ディスプレイとしての用途に焦点を当てていたのに対し、AIスマートグラスはAIの推論能力、学習能力、そして様々なデータのリアルタイム処理能力を最大限に活用し、より高度でパーソナライズされた体験を提供します。

開発者向けや、製造・建設など産業用途だけではなく、一般消費者向けのグラスも続々と登場しており、今後日常生活に不可欠な存在となる可能性を秘めています。

ARグラスとの違いは?

「スマートグラス」はメガネ型のウェアラブルデバイス全般を指す、最も広範な総称ですが、XR分野では主にメガネ型デバイスにデジタル情報表示機能を持たせたものを指します。単に情報を表示したり、ハンズフリーで操作できることを主な目的とします。

対して「ARグラス」は、AR技術を活用して、現実世界にデジタル情報をシームレスに重ねて表示する能力を持つデバイスを指します。

スマートグラスが単なる情報表示にとどまるのに対し、ARグラスは現実の風景を認識し、その上にインタラクティブな情報を重ね合わせることができます。

本記事では、近年急激に進化し、注目が高まるAIスマートグラスを中心に紹介します。

ディスプレイ非搭載

スマートグラスには単色やフルカラーのディスプレイが搭載されているもの、搭載されていないものに大別されます。まずはディスプレイが搭載されていないグラスを紹介します。

【Meta】Ray-Ban Meta

MetaとRay-Banブランドを所有するEssilorLuxottica社が共同開発した「Ray-Ban Metaスマートグラス」は、まさにAIスマートグラスの代表格と言えます。

一見すると普通のサングラスですが、内部にはカメラ、マイク、スピーカーが内蔵されており、高音質なオーディオ再生、写真・動画撮影、そしてMeta AIによる音声コマンド操作が可能です。

2023年10月の発売から半年で200万台以上を販売したと公式に発表されており、続々と世界の国々で販売が開始されています。2025年4月には、メキシコ、インド、アラブ首長国連邦でも発売されることが発表されました。

特に注目すべきは、Meta AIが搭載されていることで、ユーザーは自然な会話で情報検索やデバイス操作を行える点です。「Hey Meta、今見ているものの情報を教えて」と話しかければ、目の前のランドマークや商品の情報を瞬時に提示してくれるなど、これまでのスマートグラスにはなかった体験を提供しています。普段使いを意識したファッション性の高いデザインも大きな魅力です。

■主な仕様

  • フレーム重量:​49g〜50g(レンズのサイズによる) ​
  • メモリ:32GBフラッシュストレージ(写真500枚以上、動画(30秒) 100本以上)
  • バッテリー:​1回の充電で約4時間、ケースと併用で最大36時間 ​
  • 写真:3024×4032ピクセル
  • 動画:1440×1920ピクセル @30 fps
  • 対応デバイス:Apple iPhone、Google Pixel、Samsung Galaxy(執筆時点)

■主な機能

  • ハンズフリー通話
  • 写真・動画の撮影
  • 音楽の再生
  • SNS投稿
  • ライブ配信
  • Meta AIの活用

■発売日/価格等

  • 発売日:2023年10月17日
  • 価格:基本モデルであれば299ドル(約4.4万円)から、調光レンズや度付き対応レンズのモデルは379ドル(約5.6万円)から
  • 製品ページ:https://www.meta.com/jp/ai-glasses/

※本記事の価格は1ドル150円で換算しています。

Ray-Ban Metaについて、詳細はこちらの記事をご覧ください!

スマートグラス「Ray-Ban Meta」とは?特徴・何ができるかまとめ!

【Meta】Oakley Meta HSTN

「Oakley Meta HSTN」(発音:HOW-stuhn/ハウ・ストゥーン)は、MetaとスポーツアイウェアブランドOakleyが共同開発した、AI搭載のスマートグラスです。先行して大きな成功を収めた「Ray-Ban Meta」に続く、ブランドとのコラボレーショングラスとなっています。

特にアスリートやスポーツファンを主なターゲットとしていますが、そのスタイリッシュなデザインや機能から普段使いにも適しています。

フル充電で通常使用で最大8時間、スタンバイ状態で最大19時間使用でき、Ultra HD (3K)という高解像度で撮影できる点が特徴で、スポーツやイベントの様子を臨場感のある映像で撮影できます。

またRay-Ban Meta同様、こちらもMeta AIが搭載されており、動画ではゴルフをプレーしながら「Hey Meta、今日の風の強さは?」と問いかけて風速の回答を得たり、スケートボード中に「Hey Meta、動画を撮って」と言うだけで動画の撮影が開始される様子が映されています。

AIを搭載している点、ハンズフリーで撮影できる点などから、GoProなどアクションカメラを代替する可能性を秘めた注目のデバイスです。

■主な仕様

  • 重量:​49g
  • 写真:超広角1,200万画素カメラ
  • 動画:3K (横解像度約3,000ピクセル)
  • Oakley® PRIZM™レンズテクノロジー搭載
  • IPX4防水
  • バッテリー:フル充電で通常使用で最大8時間、スタンバイ状態で最大19時間使用

■主な機能

  • ハンズフリー通話
  • WhatsAppやMessengerなどでメッセージ送信
  • 写真・動画の撮影
  • 音楽の再生
  • SNS投稿
  • ライブ配信
  • Meta AIの活用
  • 視覚や聴覚、運動機能に制限のある方に役立つ幅広い機能

■発売日/価格等

【Xiaomi】Xiaomi AI Glasses

Xiaomi AI Glasses」は、2025年6月26日に中国北京で開催されたXiaomiの新製品発表会にて発表されたAIスマートグラスです。

ユーザー目線での撮影やビデオ通話、AIでの翻訳、見ているものへの質問などはRay-Ban Metaとも近しい機能ですが、40gという軽さ、店舗で2次元コードを撮影するだけのハンズフリー決済ができる点で注目を集めています。

Ray-Ban Metaは基本モデル299ドル(約4.4万円)で、Xiaomi AI Glassesの基本モデル1999元~(約4万円)という価格はRay-Ban Metaを意識していると考えられます。発表会でもRay-Ban Metaとの違いが強調されていました。

中国以外での展開は記事執筆時点では発表されていないものの、スマートフォンや家電で全世界に展開するXiaomiの製品だけあり、Ray-Ban Meta同様、スマートグラスを日常に浸透させる可能性のあるデバイスです。

※動画01:50:00あたりからXiaomi AI Glassesについての発表が始まります。

■主な仕様

  • 重さ:40g
  • プロセッサ:Qualcomm Snapdragon AR1
  • カメラ:1200万画素(Sony IMX681)
  • 動画:2K(1440p)30fps、EIS手ブレ補正
  • バッテリー時間:8.6時間(混合使用)

■主な機能

  • ハンズフリー撮影
  • スマートデバイスのコントロールセンターとして機能(エアコンの操作など)
  • 文字起こし、翻訳
  • ハンズフリー決済
  • ツルを撫でるように触るだけでレンズの色や透明度が変わる機能

■発売日/価格等

  • 発売日:2025年6月26日中国にて販売開始
  • 価格:ベーシックモデル1,999元(約4万円)、調光機能付きモデル2,699元(約5.4万円)、カラー調光モデル2,999元(約6万円)
  • 公式リリース:https://www.mi.com/jp/discover/article?id=5190

【LookTech】Looktech AI Glasses

LookTechは2024年に設立された、AIスマートグラスの開発に特化した企業です。「Looktech AI Glasses」は1,300万ピクセルのカメラと2K動画撮影が可能な撮影性能を備えており、超高画質で見たものを記録することができます。

またAIはGPT-4o、Gemini、またはClaudeを搭載し、「Hey Memo」と話しかけるか、AIボタンを素早く押すと、パーソナライズされた洞察、回答、提案を得ることができます。

Looktechのスマートフォンアプリに組み込まれたAIビデオエディターで、撮影したコンテンツをSNS用コンテンツに編集することができる点も特徴です。

機能や用途としてはRay-Ban Metaに近くなっていますが、写真・動画ともにLooktech AI Glassesの方が高画質となっています。

ただし2025年4月に配送予定だったところ、執筆時点(2025年7月)でも配送が遅延しており、販売の見通しが立っていない点に留意が必要です。

■主な機能

  • 動画、写真撮影
  • GPT-4o、Gemini、ClaudeなどのAIとの対話
  • 撮影したコンテンツをSNS用コンテンツに編集

■主な仕様

  • 重量:37g
  • ストレージ   32GB
  • カメラ:13MP 4208×3120ピクセル
  • 動画:2104×1560@30 fps

■発売日/価格等

【Mentra】Mentra Live

「Mentra Live」は米サンフランシスコに拠点を置くMentra社が開発するスマートグラスです。

写真・動画撮影、AIとの会話、翻訳、通話など基本的な機能は他グラスと同様ですが、SDKが完全にオープンソースで、開発者は独自のスマート グラス アプリを構築・展開できる点が大きな特徴です。

一般ユーザーはもちろん、品質管理、現場作業での事故防止、セキュリティ対策などのユースケースも紹介されており、ビジネスにも活用できるデバイスです。

■主な機能

  • 写真、動画撮影
  • 動画配信(SNSだけでなく、独自のクラウドサーバーやオンプレミスサーバーへのストリーミングも可能
  • MentraOS SDKで 独自のアプリを構築可能
  • AIとの対話
  • 翻訳
  • 通話
  • 音楽再生

■主な仕様

  • 重量:44g
  • IMU(慣性計測ユニット)搭載
  • 13MPカメラ
  • 5つのマイク、ステレオスピーカー
  • WiFi + Bluetooth接続

■発売日/価格等

【Solos】AirGo V2

米Solos Smartglassesが発売するAIと対話、撮影が可能なスマートグラス「Solos AirGo」が更に進化し、2025年後半に出荷予定です。

16MPもの高画質での写真撮影が可能で、ChatGPT/Gemini/Claude などのAIを同時に呼び出し、字幕・翻訳・Q&Aをハンズフリーで実現しています。

Ray-Ban Metaと近い機能を有していますが、より高解像度カメラ+複数のAI対話機能で差別化し、価格は$299(約4.3万円)とのことです。

詳しい仕様が明らかになり次第追記します。

参考記事:https://www.wareable.com/wearable-tech/solos-smart-glasses-airgo-v2-a5-announcement-release-date

ディスプレイ搭載

次に、ディスプレイを搭載しているグラスを紹介します。

【Even Realities】Even G1

 

「Even G1」は、2025年1月ラスベガスで開催されたCES(Consumer Electronics Show)にて発表されたスマートグラスです。スピーカーとカメラが非搭載であり、見た目はかなり普通の眼鏡に近くなっています。

「Holistic Adaptive Optical System(HAOS)」ディスプレイを搭載し、左右のレンズに組み込まれた小型ディスプレイで情報を確認する形式になっています。

翻訳や通知機能、AIへの音声への質問など、必要な機能をシンプルに備えたデバイスです。

■主な機能

  • カレンダー、メールなどの通知表示
  • 翻訳
  • 「QuickNote」機能を使ったメモ、リマインダー
  • ナビゲーション
  • テレプロンプター
  • Perplexityを活用したEven AI

■主な仕様

  • 重量:約40g
  • 視野角:25°
  • 解像度:640✕200
  • 輝度:1000Nits
  • ディスプレイ:マイクロLED、緑単色、両目

■発売日/価格等

【Vuzix】Vuzix Z100

Vuzix社が開発した、文字起こし、ナビゲーション、AI連携などの機能を持ち合わせたスマートグラスです。開発者向けに提供されていましたが、2024年11月より一般発売が開始されました。

38グラムとかなり軽量で、一度の充電で最大48時間稼働し、鮮明で透過性のあるモノクロ画像を表示。ハンズフリーで重要な情報を提供し、自然なAIアシスタント機能を利用できます。

Vuzix Connectモバイルアプリを使えば、運動の目標達成を支援するフィットネスアプリなどを活用することもできます。

法人ユーザーも一般ユーザーも使いやすいデバイスになっています。

■主な機能

  • 写真、動画撮影
  • カレンダー、メールなどの通知表示
  • 翻訳および文字起こし
  • テレプロンプター
  • フィットネスアプリとの連携

■主な仕様

  • 重量:38g
  • 視野角:30°
  • 解像度:640×480
  • ディスプレイ:緑単色、片目
  • 接続:Bluetoothのみ

■発売日/価格等

【Rokid】Rokid Glasses

「Rokid Glasses」は、2024年11月18日に開催されたRokidの発表会「Rokid Jungle 2024」にて発表されたスマートグラスです。2025年6月17日に発売され、執筆時点(2025年6月26日)ですでに25万台以上注文されていると発表されています。

アリババの「Tongyi Qianwen AI」、Alipayと提携したデジタル決済技術を搭載していることが特徴です。中国の眼鏡大手BOLONと提携しており、デザインもスタイリッシュになっています。

Alipayと提携した決済機能は、販売店の Alipayコードを見るだけで、ハンズフリーで決済が完了します。

またリリースでは、「今後数年で、この技術により、商品を見たり、商品にジェスチャーをするだけで取引が完了するようになり、実店舗とデジタルショッピングの両方でスムーズな買い物が可能に」とも述べられています。

今後の購買体験を変える可能性があるグラスとしても注目が集まります。

■主な機能

  • カレンダー、メールなどの通知表示
  • テレプロンプター
  • ナビゲーション
  • 翻訳
  • Alipayと提携したデジタル決済
  • アリババの「Tongyi Qianwen AI」の活用

■主な仕様

  • 重量:49g
  • 視野角:30°
  • 解像度:640×480
  • ディスプレイ:両目、緑単色、0.13インチマイクロLEDパネル使用
  • Snapdragon AR1プロセッサ搭載

■発売日/価格等

【Halliday】Halliday Glasses

 

「Halliday Glasses」は2025年1月に開催されたCES2025にて発表されたAIスマートグラスです。

35gと軽量かつ、12時間以上稼働するバッテリーを搭載し、投影エリアが3.5インチと非常に小型で、視界を遮ることなく表示される点が特徴です。

■主な機能

  • 40以上の言語で翻訳
  • テレプロンプター
  • 会話や会議の録音と要約作成
  • AIによる会話のファクトチェック
  • ナビゲーション
  • 音声テキスト変換機能でのメモ
  • 音楽再生

■主な仕様

  • 重量:35g
  • 3.5インチの超小型ディスプレイ搭載
  • 音声、リングで操作

■発売日/価格等

 

CES2025で体験した様子はこちら!

【LLVision】Leion Hey2

「Leion Hey2」はLLVision(北京亮亮视野科技有限公司)が発表したAIスマートグラスです。世界100以上の言語の会話内容を翻訳して字幕に変換してユーザーの視界にリアルタイムで表示することができる点が特徴で、リリースによると発表からわずか2時間で1万台を超える予約注文を受けたとのこと。

LLVisionは「Look up, speak out(上を見て、声に出して)」を企業理念に掲げており、その理念を具現化し、ユーザーは自然な視線を維持したまま言語を越えるコミュニケーションができるデバイスです。

360度空間音声認識システムとノイズリダクション技術により、騒音が人の声より6dB高い騒音環境においても98%の精度で音声内容を識別し、翻訳を遅延500ミリ秒以内に表示することで、自然で途切れることのないコミュニケーションが可能になっています。

■主な機能

  • 100以上の言語をリアルタイム翻訳
  • テレプロンプター
  • ナビゲーション

■主な仕様

  • 重量:49g
  • 輝度:最大2500nits
  • レンズ厚:0.4mm
  • バッテリー:最大8時間の連続使用

■発売日/価格等

【Brilliant Labs】Frame

 

「Frame」は、元Apple社員らが設立し、シンガポールに拠点を置く「Brilliant Labs」が2024年2月に発表・発売したAIスマートグラスです。

マルチモーダルなAIエージェント「Noa」に視界に写った看板や景色について問いかけることができます。

ジョン・レノン、スティーブ・ジョブズ、ガンジーなど、世界の文化や社会を形成してきた歴史上の人物の着用デザインをオマージュした円形レンズとなっている点がユニークなデバイスです。

またディスプレイは緑単色ではなく、フルカラーとなっている点も特徴的ですが、解像度は640×400と他デバイスと同程度で、デモ動画を見ても、文字中心の簡易的な情報提示のみとなっています。

フレームは完全にオープンソースで、設計ファイルとコードがGithubで公開されています。

https://github.com/brilliantlabsAR/frame-codebase

■主な機能

  • マルチモーダルAIアシスタント「Noa」との対話
  • Perplexityによるリアルタイム検索
  • 翻訳
  • ナビゲーション

■主な仕様

  • 重量:39g
  • 6DoF IMU搭載
  • 輝度:最大3000nits
  • カメラ搭載 ※写真・動画の撮影や保存はできず、AIの解釈のみに使用
  • 視力矯正レンズのカスタムが可能

■発売日/価格等

開発段階のグラス

仕様や発売日などは明らかになっていないものの、開発中であることが発表されているグラスをご紹介します。

【NTT コノキューデバイス】ARグラス

2025年3月に開催された「MWC Barcelona 2025」にて、新型ARグラスの商用試作品(コマーシャルプロトタイプ)が展示されました。

「ARグラス」とのことですが、通知のほか、ナビゲーション、通訳、AIとの対話など日々の生活に役立つ機能を搭載しているとのことで、本記事で紹介したようなAIスマートグラスと用途が近くなっています。

2025年夏以降発売予定とのことですが、詳しい情報が分かり次第ご紹介します。

■主な特徴

  • ほぼ1日装着が可能なデザイン・設計
  • 男女問わず幅広く使えるウェリントン型のグラス形状を採用
  • Bluetoothの無線接続で、iOSとAndroidの各種スマートフォンへ対応予定

参考プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000134.000110582.html

【Cellid、Pegatron】Verge 2 ARスマートグラス

Cellid株式会社と台湾のPegatron Corporationが協業を発表し、5月に台北で開催された「COMPUTEX 2025」において、PegatronはCellidのウェイブガイドを搭載したスマートグラス「Verge 2 ARスマートグラス」を初公開しました。

「Verge 2 ARスマートグラス」は、高度なフォトニクス技術とAI技術が連携する新しい空間体験の未来を示すことができるスマートグラスです。

Cellidが開発したフルラミネート、高効率、超軽量のウェイブガイドを搭載し、優れた透明性と快適な装着感を追求して設計され、スリムかつ最適な形状で、没入感のあるAR体験を実現します。

執筆段階(2025年7月)では発売日等は明らかになっていません。

■主な特徴

  • AI搭載インテリジェンスに対応したハードウェア: 高度な人工知能を活用して、ユーザー インタラクションを強化し、状況に応じた関連情報を提供
  • 非常にクリアなビジュアル: 鮮明で鮮やかな拡張現実オーバーレイを実現し、豊かなビジュアル体験を実現
  • 優れた音響感覚: クリアで優れたサウンドを提供し、シームレスなコミュニケーションとメディア体験
  • 一日中快適: 人間工学に基づいたデザインを重視し、長時間快適に着用

 

参考プレスリリース:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000030718.html

https://www.pegatroncorp.com/news/141

開発が噂されるグラス

また、正式な発表はないものの、開発が噂されるグラスも多数あります。

いずれも発売は2026年以降になると思われますが、各社ともAIスマートグラス領域に注力していることが伺えます。

AIスマートグラス 比較表

主要なスマートグラスのスペック・特徴を表にまとめました。

翻訳・ナビゲーションなど基本的な機能は共通しているものの、デザイン性やバッテリーなどのハード面、動画編集機能、SDKなどソフト面などでそれぞれ違いが見られます。

まとめ

本記事では、近年注目を集めるAIスマートグラスについて、主要な現行モデルから開発中のデバイスまで網羅的に紹介しました。

これらのデバイスは、単なる情報表示にとどまらず、AIによる高度な情報処理能力を活用し、ハンズフリー通話、写真・動画撮影、AIアシスタント、リアルタイム翻訳、決済など、私たちの生活を劇的に変える可能性を秘めています。

本メディアでは今後も各企業の動向に注目し、最新情報をお届けしていきます。

ARグラスで見るだけで製品を体験できる「試せるARカタログ 」

「試せるARカタログ 」は、ARグラスを装着し、カタログに印刷されたQRコードを見るだけで、3Dモデルの製品が空間に表示され、細部の確認や試し置きをすることができるソリューションです。
車、医療機器など、商談の場への持ち運びが難しい製品でも、まるで実物が目の前にあるかのように紹介できます。

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